約 1,057,748 件
https://w.atwiki.jp/prml_note/pages/17.html
第五章 ニューラルネットワーク 今までの固定された基底関数による回帰およびクラス分け問題は、次元の呪いによってその実用性は限定されている。基底関数をパラメータ化することを許容し、それらのパラメータを学習することによってその問題点を克服したのがフィードフォワード型ニューラルネットワーク(feed-forward neural network)、または多層パーセプトロン(multilayer perceptron)。他には複数の基底関数のセットを選択するサポートベクトルマシン(support vector machine)、関連ベクトルマシン(relevance vector machine)などの方法もある。 ニューラルネットワークの利点は、多くの場合その結果が非常に簡単であること。その代償として、関連ベクトルマシン同様、ネットワーク学習の基礎をなす尤度関数はモデルパラメータの凸関数ではない。 フィードフォワード型ニューラルネットワーク 2層(3層と呼ぶこともある)の場合の出力は 、は活性化関数 中間ユニットがtanh活性化関数を持つ場合、tanhは奇関数だからある点の符号を反転させた対称な点を有するため、2つの異なる重みベクトルおよびバイアスの符号の一部を反転させることにより同一の入力から出力への関数を作ることができる。中間ユニットが個ある場合には、一つの重みベクトルは個の存在する等価な重みベクトルのうちの一つに過ぎないことになる(符号反転による対称性)。さらに、中間ユニット間の重みベクトルおよびバイアスを交換することによって等価な入力から出力への関数を作ることができる。すなわち、個の中間ユニットについて、個の等価な重みベクトルのセットが存在することになる(交換による対称性)。結局、一つの重みベクトルは、等価な個の重みベクトルの一つに過ぎないことになる。この対称性は活性化関数がtanhでない場合にも当てはまる。 ネットワーク学習(Network Training) ニューラルネットワークでは、問題に応じてその出力ユニットの活性化関数および誤差関数が選択される。 問題の種類 出力ユニット活性化関数 誤差関数 回帰 線形 二乗和 2クラス識別 ロジステッィク・シグモイド クロスエントロピー 多クラス識別 ソフトマックス 多クラスクロスエントロピー それぞれ適切な誤差関数を最小化する重みベクトルを求めることになるが、はの平滑な連続関数だからそれが最小となる点においてその傾きは0に等しくなる。この点を停留点といい、それをより細かく分類すると、極小点、極大点、鞍点の3つに分かれる。誤差関数は通常、重みベクトルおよびバイアスの高次非線形関数であるから、停留点は複数存在する。すでに見たように、重み空間上の一つの重みベクトルは複数の等価な個の重みベクトルのうちに一つに過ぎないうえに、非等価な最小点も複数存在する。ニューラルネットワークの実装においては大域的最小値(global minimum)を求める必要はなく、局所的最小値(local minimum)の幾つかを比較することで足りる。 の解析解を求めることは出来ないので反復的手法で数値解を求めることになるが、その際に傾き情報(gradient information)を利用することが多い。 局所的二次近似(local quadratic approximation) 誤差関数の点における二次テイラー展開 ただし、は点における傾き、はにおけるヘッセ行列。点が誤差関数の一つの極小値を与えるとき、においてより、上の近似式の一次項が消える。さらにの固有方程式 (は正規直交)より とおく(これは原点を点に移し、座標軸を固有ベクトルの方向に回転させることに等しい)と、(5.28)は と書け、これは中心をとし、その軸がの固有ベクトルに平行な楕円の形となる。 また、停留点におけるヘッセ行列が正定値ならば誤差関数はその近傍において凸だからは極小値。任意のベクトルが正規直交固有ベクトルの線形結合として表されるから、 と書ける。従ってが正定値であるための必要十分条件は、のすべての固有値が正であること。 傾き情報の利用 (5.28)の誤差平面はおよびによって決定されるから、重み空間の次元をとすると含まれる可変パラメータの数はとなる。したがって(5.28)における最小値探索アルゴリズムは、の増加に対しての関数評価とのステップの増加を伴い、全体としての計算量増加を伴う。これに対して傾き情報を利用した場合にはの評価はオーダでしか増加しないため、全体としての計算量増加で済む。 最急降下法による最適化 最急降下法(gradient descent optimization)は、 によって負の傾きの方向に向かって反復的に重み更新を繰り返して最適な誤差関数の最小値を求める。は正数で学習レート(learning rate)と呼ばれる。この更新は、毎回学習データ全体についてなされる必要がある。このような手法を一括学習(batch method)という。最急降下法よりもより優れた手法として、共役勾配法(conjugate gradient method)や擬ニュートン法(quasi-Newton method)などがあり、これらの手法による場合には、誤差関数は大域的最小値に達するまで更新ごとに必ず減少し続ける。 逐次バージョンとして逐次最急降下法(sequential gradient descent)あるいは確率的最急降下法(stochastic gradient descent)がある。バッチ(一括)的手法と逐次(オンライン)的手法との折衷もある。逐次的手法の利点として、データ量が増えても毎回の計算量が増えない点があるが、その一方で逐次的手法では極小点を見逃してしまう可能性がある。 誤差逆伝播(error backpropagation) 傾き情報を利用する誤差関数最適化の各ステップにおいては、重みを更新する前にまず傾きの更新を行う必要があり、誤差逆伝播法はこの傾き更新のための手法。 フィードフォワード型ニューラルネットワークにおいて、番目のユニットが計算する入力の重み付き和を (バイアス項は省略)とすると、これがこのユニットの活性化関数によって として出力される。これらがニューラルネットワークにおいて交互に適用されていく過程を順伝播(forward propagation)という。 誤差逆伝播法の手順 1. 入力ベクトルをネットワークに対して適用し、順伝播を行い全てのユニットの出力を得る。 2. 全ての出力ユニットにつきを評価する。 3. により各ユニットのを逆伝播させる。 4. により最終的な傾き情報を得る。 逆伝播の効率 逆伝播の計算量は重みベクトルの次元をとすると最善でとなるが、微分を求めるのに中心差分法(central differences method)を用いた場合には必要となる。それでも中心差分法による計算は、逆伝播法の実装において重要な検証法で不可欠。従って、計算は効率を理由に逆伝播法によって行うがその結果は中心差分法によって得られた数値と比較検証されなければならない。 逆伝播法は、誤差関数の重み以外の変数についての微分(例えばヤコビ行列)や二階偏微係数(ヘッセ行列)を計算するのにも利用できる。ヤコビ行列はネットワークが複数のモジュールから成る場合の傾き情報を計算するために利用できる。ヘッセ行列は以下のような点で重要。 1. ニューラルネットワーク学習に使用される幾つかの非線形最適化アルゴリズムは、誤差平面のsecond-order propertiesを考慮するが、それはヘッセ行列によって制御される。 2. ヘッセ行列は学習データの小さな変化に追随して速く再学習を行う手法の基礎となる。 3. ヘッセ行列の逆行列は、ネットワークの 剪定 アルゴリズムの一部として、最も重要性の小さい重みを特定するために利用されている。 4. ヘッセ行列はベイジアン・ニューラルネットワークにおけるラプラス近似において中心的役割を果たす。 対角近似によってヘッセ行列の逆行列を求めるのを容易にすることも可能だが、実際にはヘッセ行列は対角行列に近くないことが多い。 外積近似 ニューラルネットワークで回帰問題を解く場合、二乗和誤差関数(1変数) を前提にすれば、ヘッセ行列は(ヘッセ行列のチェーンルールを使って) 誤差二乗和を最小化する最適な関数は目標データの条件付平均となる(§1.5.5)から、その場合上式第二項のの平均は0になる。従って、n個の学習データについて和をとった場合、その値が二階偏微分と無相関という前提の下で、第二項を無視してよい。すると回帰問題では出力ユニットの活性化関数は恒等変換だから と近似することができる。これをレーベンバーグ-マルカート近似(Levenberg-Marquardt approximation)といい、これによるとヘッセ行列の要素はステップで計算することができる。 ただしこの手法は適切に訓練済みのネットワークに対してしか使えないこと、および、一般の場合には第二項は無視しえないことに注意する必要がある。 この近似法を用いてヘッセ行列の逆行列を逐次的に求めることが出来る。準ニュートン非線形最適化アルゴリズムのように、ネットワーク学習中に同時にヘッセ行列の近似を伴うものもある。 二階の偏微係数も一階同様に有限差分法()、中心差分法()で求めることができる。 ヘッセ行列そのものを直接求めることもむろん可能。 ヘッセ行列ではなくベクトルとの積が求まればよい場合にはステップでこれを直接求める方法がある。 5.5 ニューラルネットワークの汎化 ニューラルネットワークの入力および出力ユニットの個数は概してデータの次元によって決定されるが、中間ユニットの個数は任意の可変パラメータだが、汎化誤差はの単純な関数とはならない。を決定する一つの方法は、評価データによるテスト結果をプロットしてそれにより最適なを選択すること。 他の方法として、多項式曲線近似(第一章)でも利用したペナルティ項を追加する方法が考えられるが、ニューラルネットワークによって平行移動および拡大縮小変換を受ける場合にも不変な正則化項を使う必要があり、その場合は事前分布が変則(improper)となり、ベイズ的手法においてはエビデンスが0となるために正規化係数の選択やモデル間比較に困難を生ずることになる。そのため、それ自身ハイパーパラメータを有するバイアス毎に事前分布を用意することが一般的。 ほかにも早期中止(early stopping)の手法がある。非線形ネットワークの学習はある学習データに対して定義された誤差関数を反復的に減少させてゆく過程といえ、ネットワーク学習に使用される共役勾配法のような多くの最適化アルゴリズムは反復インデックスの非増加関数となる。しかし、評価データに対する汎化誤差についてはしばしば、当初は減少するものの過学習に陥るや増加に転じることが多い。したがって、評価データに対する汎化誤差が最小となる時点で反復を中止すれば最適な汎化能力を有するネットワークが得られる。二乗和誤差の場合、これは単純な重み減衰項を使用した場合と同様の結果となる。 不変性(invariance) 多くの場合、パターン認識においては不変(invariant)であること、すなわち入力変数に対する単一ないし複数の変換(例えば平行移動や拡大縮小)が行われても予測が変化しないことが要求される。むろんニューラルネットワークのような可変モデルは例えば平行移動を十分多くの学習パターンによってそれを吸収することができるようにはなるものの無駄が多いため、特別の対処が求められるがその方法はおおまかには次の4つのカテゴリーに分類される。 1.一つの学習パターンを平行移動等の変換を施した複数の派生パターン集合へ増加させて使用する。 2.入力に対して平行移動等が加えられた場合にモデルの出力が変更されるとこれを否定的に評価する正則化項を誤差関数に加える。(タンジェント伝播を参照) 3.平行移動等の変換によって変化しない特徴抽出を行い、モデルもそれを前提として動作するように設計する。 4.ニューラルネットワーク(関連ベクトルマシン等の場合はカーネル関数の定義)に不変性を直接組み込む。(局所的受容野と重み共有の利用) 1.の手法は比較的容易でしかもモデルの汎化能力を大きく向上させる効果が見込めるものの、計算量が増加する。2.は学習パターンに変更を加えない利点がある。3.は学習データの範囲外の値に対する外挿を正しく行えるという利点を有するが、識別に必要な情報を損なわずに不変な特徴抽出を行うことは困難な場合がある。 接線伝播(tangent propagation) 入力に対してパラメータによって制御される変換を行った結果をとする。ただし。するとにおける接線ベクトルは となる。変換後の出力をで微分すると、 ただしはヤコビ行列の要素。これを用いてデータ点の近傍で局所的不変性を促すように標準的な誤差関数を変更することができる。標準的な誤差関数をとすると、修正された誤差関数は ただしを正則化関数とし、はその正規化係数とする。ネットワークの識別関数が各パターンベクトルの近傍における変換について不変であるとき正則化関数は0となり、は学習データに対する近似と不変性学習との配分を決定する。 実用的実装においては接線ベクトルは有限差分法を用いて近似することが可能。 正則化関数はヤコビ行列を通じてネットワークの重みに依存しており、微分係数は逆伝播法を用いて計算できることは既述のとおり。 複数の変換が加えられる場合、各変換について不変な識別関数はそれらの合成変換についても局所的に不変であることが知られている。 類似の手法として接線距離(tangent distance)は、最近傍判別器のような距離に基づいた手法に対して適用される。 畳み込みネットワーク 畳み込みニューラルネットワーク(convolutional neural network)は、局所的特徴を抽出することによって不変性をネットワーク自体に組み込んだもの。 例えば手書きの数字を識別する例では、まずイメージを複数の領域(局所受容野(local receptive fields))に分割し、これを次の畳み込みレイヤーに射影して特徴平面(feature map)を生成する。特徴平面においては各受容野についての重みは等しく設定される(重み共有weight sharing)。さらにサブサンプリングレイヤーにおいて畳み込みレイヤーのデータが射影される。これによって受容野内における小さな変動に関してネットワークは不変性を持つことが可能になる。畳み込みレイヤーおよびサブサンプリングレイヤーは通常、複数生成される。 ソフト重み共有 重み共有の制約を緩めて、全ての重み成分が一致することを要求するのではなく、重み成分のグループたちが似通った値を持つことを要求するにとどめる方法もあり、これをソフト重み共有(soft weight sharing)という。(詳細略) 5.6 混合密度ネットワーク 教師付き学習においてモデル化されるべき条件付確率分布は、単純な回帰問題においては正規分布が選択されるが、パターン学習の実例においては分布は非正規分布であることが多い。例えば逆問題(inverse problem)においては分布は複峰的であり、正規分布仮定は有効な結果をもたらさない。 ロボットアームの運動を例にとると、順問題(forward problem)は所与の屈折角度に対応する手先効果器の位置を計算することを含む。しかしながら実際の例では、我々はむしろ所与の位置に手先効果器を持ってくるための適切な屈折角度を知りたい(逆問題(inverse problem))。ロボットアームの運動は幾何方程式によって決定されるから分布が複峰的であることは明らかだが、機械学習の多くの問題においてはそれは自明ではない。 逆問題のような複峰的分布に対しても適切な学習を可能にするのが混合密度ネットワーク(mixture density network)。 5.7 ベイジアン・ニューラルネットワーク ベイジアン的アプローチによる場合、ネットワーク関数はパラメータの値に対して非線形依存なために、もはや線形回帰問題のときのような閉形式の厳密解は望めない。 そこでまず、事後分布をラプラス近似すなわち最頻値を同じくする正規分布によって近似したうえ、この正規分布の共分散が非常に小さくネットワーク関数が事後確率が顕著に0でないようなパラメータ空間の領域においてパラメータの線形関数に近くなるものとみなす。
https://w.atwiki.jp/wiki4_musashi/pages/12.html
第五章 奇跡のスリーサイズ タミエと不思議なキノコ 古き良き時代の琴線 神獣の村 1Fにナルシラがいる ブロッチョ座が全員そろい、且つ、密林でジャグリングを見切っていればブロッチョ座と一緒に大道芸をするときにジャグリングを披露できる。アビリティーをジャグリングに装備し直して発動すればいい。 【J5000】もらえる。称号・芸人王~ 失敗すると、称号・脇役以下の~(適当に時間を潰す。)成功するまで何度もトライできる。ナルシラはこの章で、いろいろと楽器を変えるので、あえて失敗していろんなバージョンを見るのも良いかもしれない。(たいして変わりませんが・・)この時点でナルシラは、エリザベータを弾いている。 3Fフィオレに話すと、ラ・ムーナ神殿の奥にミモレットがいるらしい。 2F鑑定屋 1~3匹の褒美 ?臭くて丸いものを鑑定→【便器のフタ】 4~6匹の褒美 ?しめった書物を鑑定→【えっちな読みもの】 7~9匹の褒美 ?太った置物を鑑定→【ブタの貯金箱】 10匹の褒美 ?木彫りの像→【ウンピコ像】 ?白いドレス→【エプロンドレス】 ?四角い紙箱を鑑定→【ダンボール箱】 2Fコロシアムの挑戦が増えている。 2Fにバー・カーマの気まぐれができている。 ミルク400HP20 MP20回復 マッスルEX800攻撃力を一定時間+10 マモリタンD900防御力を一定時間+10 ゲキカラC500眼力を一定時間+10 ナゾビタンA200運を一定時間+30 リアル!パワー2000攻撃力を一定時間+20 マジ!ブロック3000防御力を一定時間+20 超!ガンリキッド1000眼力を一定時間+20 ハッピーボンバー500運を一定時間+50 執務室に行くとイベント進行 3Fのダレッジオに話すとイベント進行 この時点でアレジェに占ってもらうと、ラ・ムーナ神殿に2人いることが分かる。 モルビエ密林 アラキュリア撃破後の場所に行く 宝箱【?読めない書物】鑑定→【のんべえ語録】 宝箱【アラキュリア】 △上に戻る 奇跡のスリーサイズ ラ・ムーナ神殿 セーブポイントがないので、回復アイテムをきちんと持って行くこと。 神殿に入る。 スライムから見切り可能【秘技・無敵】対象は、スライムがキューブになる瞬間。ずっと眼力ゲージマックスで粘るといいかもしれない。後半で神殿に来たときの方が良くキューブになるのでその時に見切っても良い。 1F入ってすぐ左の階段を上って2Fの左右に分かれたところ、MAP左上にカプセル。『ベル』 1F入口から右に進み、奥の部屋に行くとイベント。 檻の部屋 3体の敵を倒す。この部屋に階段があるので、あがると敵がいる。 この敵の倒し方は、風の剣で旋風剣をすると鎧が崩れて中のコアがむき出しになるので、それを攻撃すればいい。L2+△をもう一度押すことでキャンセル。滅多突きでも鎧を崩すことはできます。 この鎧の敵から見切り可能【スライス斬り】 対象の技は、腕を二本、前に突き出す攻撃ではなく、身体の前方で、腕を水平に回転させる技。この時点ではあまり使ってこないので、ストーリーを進めて、次に来たときには神殿の外にいるのでその時に見切ればいい。 2F左下の方の宝箱【?使えない武器】 2F鎧を倒した後に開く檻の宝箱【鋼のガラクタ】 檻の中にもう一つ宝箱が見えるが、この部屋からは取れない。 クロシェをダッコして進む。ダッコすると【値札付きの宝石】 マップ切り替え 入り口付近に戻ると、ニンジャメイジ出現。ニンジャメイジは魔法陣から無尽蔵に出てくる。いちいち相手にできない。 また、魔法に当たると、クロシェをバクダンにすり替えられるので、バクダンになってしまったら、すぐに××で離す。あるいは、○×で飛ばす。 カプセルのあった2Fに上り、ダッコしてカプセルの反対の扉を調べて進む。 (クロシェをダッコしないで放っておくと、ニンジャメイジに連れ去られて、檻の部屋でまた鎧を倒さなければならなくなる。) マップ切り替え 十字路を北に進んで、西に行くと、先ほどの檻の取れなかった宝箱【カジノモト】 十字路を南に行くと、カプセルが見えるが、今の段階では行けない。 十字路を東に進む。 マップ切り替え 上の段をジャンプして進む。 下の段(MAP右上)に宝箱【鉄のガラクタ】 上の段の宝箱【お花見ランチ】 マップ切り替え 道なりに進む マップ切り替え イベント スポットライトに当たると警報機が発動する。 当たった場合、入ってすぐの床にある、赤いボタン部分から警報機が出てくるので、それを破壊する。 警報が鳴るとニンジャメイジと魔法陣も出てくるのでできれば当たらないで進んだ方が良い。 ここの大きな箱の上の宝箱は今の段階では取れない。 マップ切り替え 道なりに進む マップ切り替え スポットライトがあり、進めない。 クロシェをその場において、黄色く噴出している所をジャンプで上って進み、スポットライトを破壊する。 廊下を進む。 マップ切り替え MAP左下には高い場所に今の段階では取れない宝箱がある。 この南の部屋の入り口付近東側に、二段ジャンプで登れる場所がある。 すすむとカプセル『ミモレット』 スポットライトを破壊して、進む。 東の部屋には、スポットライトが4つある。 ジグザグにうまく進めば当たらないで進める。 マップ切り替え ここにもカプセルが見えるが今の段階では無理。 MAP左下の宝箱は、一見スポットライトで取れないと思えるが、側面に低い段差があり、スポットライトを迂回して宝箱に到達できる。 宝箱【カジノモト】 この宝箱の奥に、取れない宝箱が見える。 今度はMAP中央の通路を左右にスポットライトが横切り、通れなくなっている場所。 ここは、スポットライトを追いかけながら進み、途中の南側にある、小さな足場に飛び移って、一度やり過ごしてから、東に進んでいく。 カプセルの横を通り過ぎて、角あたりで、通路の側面に低い段差があり、宝箱【鋼のガラクタ】 扉を調べて進む。 敵を倒してイベント B1 外に出る前に出口の左右の壺で完全回復できる。 外に出るとイベント。 アシュラ・ガーディアン戦 攻撃可能な対象の剣は色が違う。剣を出現させて、腕を大きく広げるときなどに、きちんとどの手が色の違う剣を持っているのか見ておくこと。 対象でない剣をいくら斬ってもダメージにはならない。 剣を複数突き立て、ムサシを一本ずつ追いかけてくる攻撃。 剣を6本突き立てたときがチャンス。攻撃対象の剣を攻撃しにいく。 破壊できなかったときは、他の剣と同様にステージの脇に進んでいき、対象の剣だけ少しの間留まるので、追いかけて斬りにいく。 大きく腕を広げた後、6本の剣を順に振り下ろし、直線上に衝撃波。最初の一本目の剣を振り下ろしてきたときに、二段ジャンプを始めると避けられることもある。タイミングをきちんと計ることができれば回避できる。この攻撃終了後、少しの間、剣が地面に突きたっているままなので、対象の剣を攻撃していく。 接近すると、横なぎの後、剣を振り下ろし、地面に突き刺してくる。横なぎを始める前に、二段ジャンプしておけば確実に回避できる。(横なぎのときにブーンという効果音が鳴るのでそれを目安に)次に振り下ろされた剣もジャンプなどで回避して突き刺さった時に攻撃していく。チャンス。ロックオンすること。振り下ろしの時は、きちんとどの腕が対象の剣を持っているのか確認していれば回避しやすい。 剣を6本破壊すると、アシュラの剣が空の剣に変わる。 剣がジグザグにステージを斬ってくる。最初に、剣が突きたったときは、攻撃を与えることができる。ジグザグに斬っているときは、逃げる。止まったときは再び攻撃を加えられるが、秘剣一撃くらいの時間しかないので無理しなくても良い。 アシュラの顔が降りてきて、炎を三方向に吐くときは、攻撃を仕掛けていく。 水龍撃弾を放つと、少しの間、炎を吐かなくなるので、井ゲタ斬りなどを複数決めてやると良い。ここが最大のチャンス。 本体が、ステージに降りてきて、這ってくる。両手で掴んでくるので、二段ジャンプで避ける。避けた直後、空の剣も一定時間突き刺さるので、攻撃していく。ここも秘剣一撃程度の時間。 本体に両手で捕まれた時は、左スティックと□連打で逃れる。 炎を出す顔などにダメージを与え続けていると倒せる。アシュラの顔に水龍撃弾を決めて炎を鎮めるのがポイント。 倒すと【空の剣】入手 クロシェをダッコして外に出る。 (ダッコせずに外に出ようとすると、いつものように「それでも英雄?」と出る。) △上に戻る 神獣の村 3F道場前にミモレットがいる 3F族長の部屋の扉を調べると少し面白い。 道場などに入った後、外に出ると、3F通路にタミエが出現する。 タミエに話すと、イベント発生。迷いの森でマヨッタケを3本取ってくるように頼まれる。 1F ピストロ・カーラに行くと、トレスから、【秘剣・微塵切り】を見切れる 1Fにベルがいる 1F不協和音を出しているナルシラの方にいる「ヤン」に話すとイベント発生。発生させる前に、1Fの広場の人たちに話すと面白いかも。 ヤンがいないとイベントが進行しないので注意名無しさんの情報 ちなみに、ナルシラの楽器が壊れた後に大道芸をすると、ナルシラのパートは手拍子。音も入ってます。 タミエと不思議なキノコ 泉の森~迷いの森 MAP東の迷いの森に行くとイベント。 タミエをダッコして、誘導されながら進む。 「ここは北ね」と言われて、進み、道の中央でタミエの指示がないときは、そのまままっすぐ北側の道にキノコがあるはずなので近づいて□を押せばキノコを入手できる。【マヨッタケ?】 とったら、適当にマップを切り替えた後、次のマップで道の中央に行って、タミエの指示に従っていく。3個集めると、自動で村に戻って終了。 このミッション中の宝箱で【マイダスの霊薬】が入手可能らしい(ぽてちさんの情報) [マイダスの霊薬は、うろ覚えですが3個目のマヨッタケ?を探しているとき、タミエの指示を無視して西へ行った時、西方面に(普通は十字路なのに)道の無いマップに出て、真ん中に宝箱がありました。] 狭い道で赤ニンジャロイドに囲まれると面倒なので、囲まれる前にどんどん進み、囲まれたら、タミエをおろして大魔刃で一掃しつつ、すぐに次のマップに進んでいった方が良い。殲滅してもすぐにどんどん現れる。 村に戻った後、ベーカリー・ブレドでタミエと話すと、【タミエのリボン】入手 ブレドを出るときタミエが「ありがとうございました」を言うようになる。(三章から言ってるそうです・・・) この時点でアレジェに占ってもらうとラ・ムーナ神殿に2人いることが分かる。 △上に戻る 古き良き時代の琴線 ヤンを救出してナルシラの不協和音イベントをこなしていないと発生しません ラ・ムーナ神殿 前回と同様、回復アイテムをきちんと持って行くこと。 神殿の前に鎧がいる。 この鎧の敵から見切り可能【スライス斬り】 対象の技は、頭上で腕を少し長く振り回した後に、身体の前方で、腕を水平に回転させる技。水平に回転させる時。まだ見切ってなければ見切る。 神殿に入って進み、十字路の南のカプセルはまだ取れなさそうだが、レーザの奥にスイッチがある。 ここではスライムが無尽蔵に出てくるので、キューブで無敵になった状態のスライムを風の剣の秘奥義、旋風剣でスイッチの上まで運んでやり、L2+△でスイッチの上でキャンセルして、キューブを落とし、邪魔なレーザーを消すことができる。スライムがキューブになるまでガードして耐えておく。 カプセル『クワルク』 次は、十字路の東側に入る。 ここにくると、巨大な敵が現れ閉じこめられる。この敵から見切り可能。 対象は、ブンブンと棍棒のような物を振り回す技ではなく、その棍棒を破壊したあとに出現する斧によって、縦に斬りおろす技。【垂直十文字斬り】 眼力が足りなければ、超!ガンリキッドなども使用すればいい。 この敵は、普通の状態で攻撃すると盾でガードするので、攻撃後の隙をついて攻撃していけばいい。 また、構わずに盾を攻撃し続けて盾を破壊してしまっても良い。 この敵は何度でも出現する。 先に進む。 マップ切り替え 左右からレーザーが移動しながら照射されているが、中央の台の上に二段ジャンプで乗って回避して進む。 次の足場をジャンプして進む場所もレーザーがあるが、タイミング良く進めばいい。ただ、レーザに当たると結構ダメージになるので、HPに注意が必要。 マップ切り替え 道なりに進む マップ切り替え レーザーが張り巡らされている場所。 ここも、先ほど十字路の南でカプセルを斬ったときと同様に、スライムがキューブになったときに運んで、巨大な箱の横のスイッチに落とすことで、張り巡らされたレーザーを消すことができる。 スライムがキューブになるまでガードして耐える。 大きなキューブは破壊可能になっているので、壊すと宝箱が落ちてくる。【カジノモト】 マップ切り替え 道なりに進む 十字路東で倒した大きな敵、赤ニンジャロイドなどが出現し閉じこめられる。 面倒なので、大魔刃三発くらい決めてやればいい。 マップ切り替え 道なりに進む マップ切り替え 前回、南の部屋で階段が壊れていたが、復活しているので、高い場所にある宝箱が取れるようになっている。【カジノモト】 レーザーは当たって進んでしまっても良いし、スライムから見切る、無敵を使ってレーザーを一時しのいでから進んでも良い。 マップ切り替え 今回は、下に落ちても、水になっているので、歩くことができる。 カプセルには橋が架かっている。『マロル』最後の村人 MAP左下の水の上を歩いて取りに行く宝箱【ソウルブレーカー】 MAP東の以前通っていった円形の場所の奥にいくと宝箱が三つ並んでいる 【カジノモト】 【?白いブタ】 【魔甲ガラクタ】 MAP北に水の上を歩いて、新たに行ける道がある。 新たに行ける道 [セーブポイント] ゴ─□─□ 3─ | | セ=セーブポイント 2─□─□─□ ゴ=ゴール地点 | □=部屋 □─□─□─□ | | | セ 1 | 1に宝箱 【ヴォルトガーディアン】 2に宝箱 【魔甲ガラクタ】 3に宝箱 【もののふ弁当】 ゴール地点に宝箱6つ 【J2385】 【J2385】 【鉄のガラクタ】 【飛翔Y型電気琴】コレを取ると、ワープポイントが出現。 【?白いリング】 【鋼のガラクタ】 神獣の村 村に戻るとイベント。 【?オンチな鉄箱】入手 1F鍛冶屋で今までカジノモトを取り尽くしていれば最後の刀のレベルアップ 2F廊下にクワルクがいる。 2F鑑定屋で鑑定 ?白いリング→【ラビットリング】 ?オンチな鉄箱→【社歌入り蓄音機】 ?白いブタ→【ブタ真珠】 2Fコロシアムの挑戦が増えている。百人斬りで【望遠レンズ】が入手可能。 望遠レンズを、3F記者のタレッジオに渡しておくと、六章にはいるとレアなホロカードを売ってくれるようになる。(一周目以降白鯨・二周目以降クラゲ) 二周目以降ならこの時点で、ガンドレイク最終形態が購入可能。 ?トレス ?ラミィ ミセラ姫 ニンジャロイド? は、六章では買えないのでクロシェと話す前に買っておく。 3F廊下にマロルがいる。 この時点で大道芸をすると、ナルシラはアンジェリーナ(エレキ)を演奏する。 3F族長の部屋の前のクロシェと話すとイベント進行。村人の会話がいろいろ変化する。 その後、儀式の間に行くとイベント進行。空心烈波が使用可能になる。 敵に囲まれたときなど、どうしようもないときに発動すればいい技。 △上に戻る 第六章
https://w.atwiki.jp/wiki2_350330/pages/20.html
第五章 国境を越えて 翌朝、ドルカスを仲間に加えたリンたち一行は、リキア・ベルン国境へと急いだ。ここさえ抜ければ、目的地のキアランは近い。 「間もなく、リキアとの国境です。」
https://w.atwiki.jp/bastard/pages/425.html
第一章 第二章 第三章 第四章 第五章 虚神王の砦・前庭|虚神王の砦|蓮塔|巨大聖堂|イドクリスタルダミーダミーダミーダミーダミーダミーダミーダミーダミーダミーダミーダミーダミーダミーダミーダミーダミーダミーダミーダミー クリア後
https://w.atwiki.jp/dqmb/pages/359.html
第五章後期 1回戦チーム No. モンスター 相性 合計HP 1 ひとくいばこアンデッドマンデンデン竜 なし 1897 2 しにがみレッサーデーモンキラーマシン2 なし 1746 3 クックルースモールグールドラゴンキッズ HPアップ 1780 4 しにがみのきしキースドラゴンギガンテス なし 2643 5 オーシャンクローイエティドラゴンライダー なし 2237 6 しにがみきぞく死霊の騎士しにがみのきし みのまもりアップ 2096 7 あくましんかんイーブルフライカロン かしこさアップ 1674 8 てっきゅうまじんエリミネーターホースデビル なし 1947 9 ミミックピクシーゴースト なし 1613 10 おおめだまビックアイキラーマシン3 なし 1806 11 ソルジャーブルリザードマンアームライオン なし 2355 12 ミミックしのどれいおばけキャンドル なし 1775 決勝戦チーム No. モンスター 相性 合計HP 1 ベレスしにがみシャドーサタン かしこさアップ 1941 2 よるのていおうれんごくちょうドラキーマ かしこさアップかしこさアップ 1724 3 バトルレックスバーサーカーエリミネーター なし 2020 4 オークソルジャーブルシールドヒッポ すばやさアップ 1966 5 はぐれメタルはぐれメタルメタルキング すばやさアップ 698 6 エビルスピリッツギズモきめんどうし HPアップかしこさアップかしこさアップ 1646 7 イーブルフライグレムリンタホドラキー HPアップかしこさアップかしこさアップ 1754 8 メタルキングメタルスライムメタルキング すばやさアップ 676 9 レッサーデーモンスモールグールホースデビル かしこさアップ 1717 10 エリミネーターしにがみベレス なし 1837 11 ベビーサタングレムリンひとつめピエロ HPアップかしこさアップ 1706 12 マミーレッサーデーモンマンドレイク かしこさアップ 1919 13 うごくせきぞうエリミネーターしにがみ HPアップ 2018 14 ガーゴイルイーブルフライサイレス かしこさアップ 1783 15 メイジキメラクックループテラノドン かしこさアップ 1803 16 どろにんぎょうひとくいサーベルばくだんいわ みのまもりアップ 1625 よるのていおう,れんごくちょう,ドラキーマのHPから、よるのていおう,ドラキーマ分のHPを引くと、682になりました。 -- 名無しさん (2009-10-26 03 56 40) メタルキンガー+メタスラ経験地神でそ -- だそぬまそ (2009-10-26 18 14 10) ありゃ?名前書かないみたいだねぇ?失敬。 -- 名無しさん (2009-10-26 18 25 28) おれええええええええええええええええ -- shcbnufniv (2009-11-08 10 14 59) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/stelladeus/pages/70.html
第五章合成 ※()の数字はアイテムランクです。 ※合成は各章内で購入できるアイテムのみで合成しています。 ※複数でできる場合は材料購入費が安い物から3つのみにしてます。色のついて いるものが一番安いです。 書物 結果 アイテム1 アイテム2 反撃の書下巻(7) マインドヒール(6) マインドヒール(6) フルフェイス(9) バトルアックス(5) 猫脚の書(7) マインドヒール(6) 開運コート(7) 見えない服(9) 闇の衣(5) 恐の錬金術書(7) フルフェイス(9) ターバン(5) 見えない服(9) 白銀(5) 山男の帽子(9) バイキングヘルム(7) 支配の書(7) フルフェイス(9) 白銀(5) コンニャク読本(7) ククリ(9) ターバン(5) 魔命の書下巻(7) マインドヒール(6) 餓狼のマスク(9) 山男の帽子(9) 鳴海(7) フルフェイス(9) エルフの弓(7) 実録臨死体験集(8) 月影(9) 銀の杖(7) ククリ(9) エルフの弓(7) 双頭竜の杖(9) 鳴海(7) 防具カタログ(8) ドラゴンスケイル(9) ピュリファイア(5) ドラゴンスケイル(9) ハチガネ(5) 見えない服(9) 白金(7) 暗闇の地図帳(8) 見えない服(9) マインドヒール(9) 瑪瑙(9) 古びた篭手(5) 双頭竜の杖(9) サバイバルブーツ(5) 黙想の書(8) レインメーカー(9) サバイバルブーツ(5) 見えない服(9) ライトアーマー(7) ドラゴンスケイル(9) 開運コート(7) 赤閃の錬金術書(8) ドラゴンスケイル(9) ライトアーマー(7) 猛勇自伝(9) ダンシングソード(9) プルトアックス(9) 月影(9) レインメーカー(9) 連係の書完全版(9) 山男の帽子(9) リフレッシュ(9) ブラスナックル(9) 銀の杖(7) ククリ(9) バタフライナイフ(7) 羊の絵本(9) ドラゴンスケイル(9) ドラゴンスケイル(9) フルフェイス(9) 銀の杖(7) 山男の帽子(9) バタフライナイフ(7) 征服の書(9) ロンギヌスの槍(9) ライトアーマー(7) 見えない服(9) ダマスカスの斧(7) ドラゴンスケイル(9) ナギナタ(7) 生の錬金術書(9) ククリ(9) フルフェイス(9) ブラスナックル(9) 山男の帽子(9) 妨害の書(9) ククリ(9) 山男の帽子(9) 双頭竜の杖(9) フルフェイス(9) 山男の帽子(9) ターバン(7) 毒気の書(10) 月影(9) 頭竜の杖(9) レインメーカー(9) ククリ(9) ブラスナックル(9) ブラスナックル(9) 回避の書完全版(10 フルフェイス(9) 山男の帽子(9) ククリ(9) ククリ(9) ブラスナックル(9) 双頭竜の杖(9) 防御の書完全版(10) 双頭竜の杖(9) 見えない服(9) 瑪瑙(9) ドラゴンスケイル(9) プルトアックス(9) 餓狼のマスク(9) ページトップへ 武器 結果 アイテム1 アイテム2 ドラゴントゥース(8) フルフェイス(9) ハチガネ(5) ブラスナックル(9) ハチガネ(5) ファイナルブロー(8) フルフェイス(9) ナギナタ(7) 超速の杖(8) 瑪瑙(9) ターバン(7) 鬼払いの弓(8) ドラゴンスケイル(9) 司祭帽(5) 見えない服(9) ハチガネ(5) 見えない服(9) ピュリファイア(5) 吹雪(8) ブラスナックル(9) ライトアーマー(7) ドラゴンスケイル(9) ハンドナックル(7) トライデント(8) 双頭竜の杖(9) 山男の帽子(9) 瑪瑙(9) フルフェイス(9) 瑪瑙(9) サバイバルブーツ(5) ディザートジャム(8) 山男の帽子(9) バトルアックス(5) フルフェイス(9) 鋼の槍(5) キントキアックス(8) フルフェイス(9) ライトアーマー(7) 琥珀(8) ククリ(9) マインドヒール(9) 山男の帽子(9) マインドヒール(9) ダンシングソード(9) 古びた篭手(5) ブラッディランス(10) 月影(9) 瑪瑙(9) レインメーカー(9) 双頭竜の杖(9) ロンギヌスの槍(9) ブラスナックル(9) ジュエルイーター(10) ダンシングソード(9) ロンギヌスの槍(9) 月影(9) プルトアックス(9) レインメーカー(9) レインメーカー(9) 翡翠(10) ククリ(9) ドラゴンスケイル(9) ブラスナックル(9) 見えない服(9) 月影(9) 餓狼のマスク(9) アームブレイカー(10) ダンシングソード(9) 見えない服(9) ククリ(9) 瑪瑙(9) 双頭竜の杖(9) 双頭竜の杖(9) ページトップへ 防具 結果 アイテム1 アイテム2 白銀の衣(8) 双頭竜の杖(9) 白金(7) 見えない服(9) サバイバルブーツ(5) フルフェイス(9) 悪食(5) 獣神鎧(8) ダンシングソード(9) バイキングヘルム(7) 精霊の羽衣(10) ダンシングソード(9) フルフェイス(9) ククリ(9) 餓狼のマスク(9) ページトップへ 装飾 結果 アイテム1 アイテム2 ノームの足音(7) 山男の帽子(9) 開運コート(7) 魔法のランプ(7) 山男の帽子(9) 古びた篭手(5) ブラスナックル(9) サバイバルブーツ(5) ククリ(9) 古びた篭手(5) 流水の腕輪(7) フルフェイス(9) ドラゴンの杖(5) 山男の帽子(9) グラディウス(5) クンフーシューズ(7) 山男の帽子(9) ハチガネ(5) フルフェイス(9) 司祭帽(5) フルフェイス(9) バイキングヘルム(7) 極彩色のキノコ(7) フルフェイス(9) 鳴海(7) 見えない服(9) ターバン(5) マインドヒール(6) シミター(7) カウンターガード(8) ククリ(9) アイアンナックル(5) フルフェイス(9) グラディウス(5) 山男の帽子(9) アイアンナックル(5) ブルーリボン(8) 双頭竜の杖(9) マインドヒール(9) 月影(9) 古びた篭手(5) 巨人の篭手(9) 見えない服(9) バタフライナイフ(7) ククリ(9) 開運コート(7) 双頭竜の杖(9) ライトアーマー(7) 暴君の王冠(9) 瑪瑙(9) 瑪瑙(9) レインメーカー(9) 見えない服(9) プルトアックス(9) ドラゴンスケイル(9) 小さなオルゴール(9) 月影(9) 鳴海(7) フルフェイス(9) バタフライナイフ(7) 山男の帽子(9) ハンドナックル(7) 大地との絆(10) ダンシングソード(9) レインメーカー(9) 月影(9) 月影(9) 見えない服(9) 山男の帽子(9) 叡智の瞳(10) ロンギヌスの槍(9) 山男の帽子(9) ブラスナックル(9) フルフェイス(9) ページトップへ 道具 結果 アイテム1 アイテム2 ブレスの果実(7) ククリ(9) バイキングヘルム(7) リバース(7) ククリ(9) 悪食(5) 山男の帽子(9) 悪食(5) マインドヒール(6) バタフライナイフ(7) 知恵の実(8) フルフェイス(9) フルフェイス(9) ページトップへ 第四章合成へ
https://w.atwiki.jp/kanikanise/pages/50.html
大人の事件簿 第五章 「通用口の悪夢」 登場人物別 野獣父 ズ・ゴオマ・グ あーあもうめちゃくちゃだよ いやー・・・あ、はい おまえここでホナニーしてみろよ 会議に必要な書類なんだよ ここで、ホナニーですか これって明日の会議に必要な これどうやって弁償 じゃあやれよ そうだなぁ それだけは、勘弁してください2 どうしたら、許してもらえますか へぇっ 弁償しますんで ホ、ホナニーですかぁ
https://w.atwiki.jp/mgo3/
MGO3(メタルギアオンライン3)とは? メタルギアソリッドV The Phantom Pain のシステムを利用した、TTPオンラインゲーム。 PS4では8対8の、合計16人対戦が可能となっている。 価格 通常版 8400円 (税抜) SPECIAL EDITION (初回生産限定盤) 9980円 (税抜) PS Store ダウンロード版 8400円 (税抜) 発売日 ソフト発売日 … 2015年9月2日 サービス開始日 コンソール版 … 2015年10月6日 (12時以降になる予定) (PS3、PS4、Xbox360、XboxOne) Steam版 ……… 2016年の1月中 MGO 公式デモ (解説:カズヒラ・ミラー/CV:杉田智和) MGO 公式トレーラー MGO 公式トレーラー (日本語字幕コメンタリー) MGO Twitter 公式アカウント (@MGO_Official) @%40MGO_Official からのツイート
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/2106.html
227 :晴れのち病み 第五章:2011/03/15(火) 21 56 15.10 ID 1GFNWItX 5 道が霜に覆われ、吐息が白く立ち上る朝。冬休みが明けたこの日、学生達が身を震わせながら登校していた。 冬眠明けの気だるさで重い体を引きずりながら、のっそりのっそりと歩いている彼らのその背中は、若さの張りが少しも見られないくらいに丸まっていて、何だか老けこんでしまったかの様だ。 自転車を使用している生徒は体をガタガタ震わせながら「寒い寒い」と連呼し、凍った道路を走っていた。 なまじ速度があるから相対的に風を受ける形になるので、大層身に応えるだろう。鼻水垂らしながらという情けない面を晒しているのもいた。 長期休暇明けの初日に見られる風物詩はバス通学にしても同じだ。車内で居眠りこいて危うく寝過ごす生徒が散見され、中にはギリギリまで眠りから覚めず、慌ててバスから転げ落ちる者もいた。大人達はそんな彼らを溜め息混じりで温かに見送る。 全体的にスローモーな登校景色。その中に目立つのは、紺の制服達に混じる深緑。佐原の羽織る迷彩服の色だった。 休み疲れ一色の中、彼はご機嫌な顔をしていた。クラスメート達に明るく挨拶をしながら、軽い足取りで校門を跨ぐ。通されていない迷彩服の袖がひょこひょこと揺れた。 「――マジかよ?」 「ああ、何だか変だったよ」 その軽やかな歩調をピタリと止めたのは、二人の男子の会話だった。 佐原はそれを盗み聞きしようと耳を凝らした。白く濁った右目を覗かせ、さり気無さを装いながらそれを捉えようとする。 「一体何だろうな?」 「あれだけ仲良かったのになぁ」 どうもその会話は、誰かについての事らしい。 「喧嘩でもしたのかね」 「だとしたら相当根深いかもな。今まで見た事ないぞ、あんなの」 その誰かとは、複数であるみたいだ。 「確かにな。まぁそんな事もあるにはあるだろうが……」 「クラス名物がねぇ……。こんなのってあるんだな……」 「本当にな」 佐原は笑いを堪えた。その話題の人物が誰であるかが分かったからだ。あの夜、上手く事を運んだのだと喜んだ。 「……ん? 佐原か、おはようさん」 その内に男子の一人が佐原に気が付いた。 228 :名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 21 56 33.37 ID dDboMLUR キタキタ 229 :晴れのち病み 第五章:2011/03/15(火) 21 58 47.99 ID 1GFNWItX 「おはようございます。今朝は冷えますね」 笑顔を取り繕う佐原。羽織る迷彩服をきつく握り締めて見せる等、おどけたリアクションをする。 「その迷彩服、この時期だと便利だな。暖かいだろ?」 「ええ。色々と重宝しておりますよ。ヒッヒッヒ……」 「こんだけ生地が厚いんだもんな。そりゃ暖かいわけだ」 男子が袖を握り、指を走らせる。簡単には破れない耐久性と保温性を思わせるその布地の感触は、被服としては重量を感じさせた。 「ポケットも両胸、両脇にありますからね。なかなか機能的で便利なんですよ」 袖をふいっと男子から離し、少し誇らしげに佐原が言う。 誰もが何時も見慣れている姿ではあるが、佐原のこの珍奇な格好はこの季節になると少しだけ羨望も集める様になる。真冬の風にも難なく耐える彼を見て、そのジャケットを欲しがる者も出てくる。 最も、その後教員にお説教される彼の姿を見て、それもすぐ収まっていくだろうが。 「そう言えば佐原、知っているか?」 佐原のジャケットでしばし戯れながら歩いてしばらく後、男子の一人が佐原にそう話し掛けた。 盗み聞きしていた佐原はその内容に見当が付いていたが、しらばっくれる事にした。 「何をでしょう?」 「二見と朝倉の事だよ!」 彼の装われた態度に男子は食い付いた。鬼の首を討ち取った様な勢いだ。 佐原は首を傾げて見せた。 「ほう、あのお二方が如何なされたので?」 彼らは揃って鼻息が荒い。佐原は「無理もないか」と内心思う。 「さっきからみんなで話題になっているんだがな……二人の様子が変なのさ。何時もぴったりくっついているあの二人が、今日見たらお互いに何かよそよそしいというか……距離を離しているというか……とにかく何か気まずそうなんだよ」 もう一人がそれに続く。 「あの二人に一体何があったのかって思ってたら、そうしたら何と、委員長がやたら二見に話し掛けているのな。そこで合点がいったのさ。そういう事なんだってな」 二見が委員長とくっ付いて、朝倉は捨てられた――それが彼らが見て判断した事だった。 「ほほう。クラス名物と謳われた彼らが……何とも……」 佐原は心底驚いた様に見せ掛け、内心で悦に入っていた。 230 :晴れのち病み 第五章:2011/03/15(火) 22 01 11.99 ID 1GFNWItX ――恋を彩る粉雪……でしたか。 佐原の目の裏にある光景が浮かんでいた。それは、粉雪が舞い散る雪原の中、一組の男女が結ばれるというものだ。 雪が降る公園の噴水前、互いが照れくさそうに頬を染めてキスをする。それまで他人だった彼らが一つになった、ロマンチックな瞬間だ。 お互いに手を結び、お互いの肌を感じながらゆっくりゆっくりと歩いていく。雪の冷たさも、お互いの温かさを引き立てる役者でしかない。冷たい風も、お互いを寄り添わせるキューピッドとなる……。 佐原は段々と笑いを抑える事ができなくなってきた。 可笑しくて可笑しくて仕方無かった。自分が今組み立てた仮初のロマンスと現実の相違が、あまりにも激しくて。 香山はきっと、佐原が考えたチープなストーリー程ではないにしても、小説やドラマで良く見られる様なロマンスを、順を追って体験したかった筈だ。 それが朝倉の存在で揺らめいて、容易くその夢を手放してしまった。狭まった視野は、とうとう回復する事もなかった。 あの時のパーティで忍が皆に振舞った酒には睡眠薬が混入されていた。二見と朝倉に注いだビールも同様だが、二人の物は少し軽度に調整してあった。加えて、香山にはあらかじめ、ある物も手渡してあった。 注射するタイプの性欲を強くさせる薬だ。これを薬の作用が利き始める時間を計算した上で使用する様にと付け加えた上でプレゼントしたのだ。香山が二見に抱いてもらう為に。 即ち、恋に焦がれた一人の女は、夢のあるロマンスを捨て、爛れた肉欲へと身を落したのだ。 焦りに捕らわれ、憎しみに駆られ、正面から相対する勇気を恐れによって退けられて……。 朝倉は、二人が交わっているところを見せ付けられたのだろう。香山の憎しみによって描かれたこの段取りが手筈通りに行われたのなら、そうなっている筈だ。 そして、この男子二人の話に間違いが無ければ、全て打ち合わせした通りに進んだという事だ。 231 :晴れのち病み 第五章:2011/03/15(火) 22 03 35.05 ID 1GFNWItX 「――しかし朝倉のあの落ち込みようときたら、半端じゃないぜ。女子が挨拶してもちっとも笑いやしねぇ。相当ショックだったんだろうなぁ」 「そりゃあそうだろ。本人達はいつも彼カノ関係である事は否定してたが、朝倉が二見を好きだったのは見てりゃ分かるし……だが二見の方は意外だったがな。まさか委員長と一緒になるとは……」 男子二人は話の華を再び咲かせていた。脇から押し殺した様な笑い声が漏れ出てきているのに気付く事もなかった。 三人は教室まで仲良く登校し、それぞれの席に散る。教室は半数以上集まっているが、まだ空席が目立っていた。時間には余裕があるので、時間が迫るにつれて席は埋まっていくだろう。 五分経った。十分経った。噂の的である二見、朝倉、香山の三名はまだ見えない。佐原は首を傾げる。 「もうそろそろ見えてもいい頃なんですがね」 自分と一緒に登校してきたあの二人が二見達の様子を見たと言っているのだから、時間的にそう開きは無いはずだ。なのにまだ一人とこの教室に来ない。 結局、三人が姿を見せたのは、ホームルームが始まる直前の事だった。 佐原は周囲に悟られない様にするのに苦心した。 ホームルーム、始業式、行事をトントンと終えていく度に空気が重たくなっていくのが分かった。 その中心にはあの三人の存在、それを取り巻くはざわめき……憐れみ、戸惑いに嘲笑……クラス名物のまさかの顛末に、クラスメートは様々な反応を見せている。 登校時に男子が言っていた通り、朝倉は酷く気落ちした様子だった。香山は休み時間とあらば二見に近づき、あれこれと楽しそうに会話をしている。二見はそれに応じながらも、時折朝倉を目で追っている。 香山が二見の頭を抱きかかえたりすると、少しうろたえながらも彼はそれを受け入れていた。 それに対して女子達は憤りを見せた。「朝倉の想いを知っているはずなのに」と、明言しないまでも口々に批判した。無論、香山も含まれてはいるのだが……。 232 :晴れのち病み 第五章:2011/03/15(火) 22 06 12.37 ID 1GFNWItX かつてのクラスの中心が、冬休みを跨いだ途端にその流れが一転した。佐原はそれを笑いながら遠目に眺めていた。 一人机に俯いている朝倉。彼女の心は今、何を映しているのだろうか。 佐原は思う。事と場合によっては、より面白い見世物が生まれるかもしれないと。 周囲が彼女を憐れむ中、その隠された顔に怨恨を見る事ができたのは佐原一人だけだった。 「――結局は似た者同士なんですよ、委員長殿も朝倉さんも。二人共、今の関係が何事も無く進んで、何時かは何かの拍子で意中の人がこちらを振り向いてくれる事を期待していたんです」 夕日が富士を照らす頃、妻である忍の運転する車の助手席に乗る佐原は、未だに興奮が冷めないでいた。 「だが、朝倉という小娘は、あの小僧に常日頃、告白には至らないにしても……アプローチを掛けていたのだろう? 小僧はそれでいて小娘の好意に気が付く事もなかったのか?」 忍のもっともな質問に佐原も渋い顔をした。 「私も最初は少し驚きましたけどね。まさか、本当に二見君が朝倉さんの気持ちに感付いていなかったとは……。まぁ、それはそれで面白かったとは思いますがね。空回りし続ける乙女の恋心を見られたので」 ヒッヒッヒと笑う佐原に、忍も鼻で笑った。 「朝倉のお姉ちゃんも、いつかはお兄ちゃんを取り戻そうとするのかな?」 幸華が後部座席から顔を覗かせる。 「今回の事で二見君の存在の大きさを痛感したでしょうからね。彼女の中の恋心にタフネスがあるのなら、何かしらの行動に出る事もあるでしょうが……」 顎を撫でながら言う佐原。 「そうなったら、今度はそっちの小娘に茶々を入れるのか?」 忍の問いに佐原は苦笑した。 「そんな事をしたら、委員長殿と……真相を知った朝倉さんと二見君を一度に敵に回してしまう事になりますからねぇ……ただ傍観に徹すると思います」 それを聞いた忍が指の骨をゴキゴキと鳴らした。 「お前に害を与える輩がいるならば、私が始末してやるから安心しろ」 「ママは手加減知らずなので、できればそれは土壇場まで待って頂ければと思います」 233 :晴れのち病み 第五章:2011/03/15(火) 22 09 01.26 ID 1GFNWItX 引き笑いをする佐原の脳裏に、何時ぞやの記憶が過った。 かつて佐原を苛めていた中心的存在の不良少年達を、忍が完膚なきまでに叩き潰したあの日の事。 学校で騒ぎになるのを面倒だと思って火消しに走った日々の事。 忍に殺されかけた彼らの口止めに回った事――彼らは忍の影に怯えてか、すんなりと了承してくれた――等、笑うしかない様な日々だ。 「ママは野蛮人だからねー」 幸華がぽつりと呟いたそれに、忍のこめかみが反応を見せた。 「何かと言えばママは暴力で解決しようとするんだから……。ね? お父さん」 「こら、幸華……」 窘めようと振り向いた佐原の顔を、幸華は両手で抑え込んだ。 忍は目をギョロつかせた。幸華は身動き取れない佐原の唇に熱烈なキスを贈っていたのだ。 ただの接吻を通り越して舌まで入れているのだから、忍としては面白くない。自分を差し置いてのディープキスなんて許し難いものだ。 「……ユキカ?」 佐原は、ハンドルを握る忍の手を見た。筋肉が痙攣したのかと思う程震えている。言うまでもなく彼女は怒っていた。 「お父さん、ママが怖いよ。ママが鬼になってる。その内ツノが生えるかも」 幸華の挑発に忍がますます怒りを見せる。 「……帰ったら憶えていろ、幸華……」 腹の底から響くその声を、そっぽ向いて聞こえない振りをする佐原。その先には夕焼けの富士山が美しく映えていた。 今朝は曇っていたおかげで余計に冷えた。それが何時しか晴れて、少しだけ暖かさを感じる程度になり、今もこうして綺麗な富士を拝めている。予報によると、この天気も明日には崩れてしまうみたいで、それが残念でならなかった。 「曇りのち晴れ、晴れのち……雨ですか」 人の心は天気そのものだ。晴れの様ににこやかな時もあれば、曇り空の様に憂鬱になる事もある。雨の様に泣きだしたと思ったら、また晴れる。 何かが切っ掛けとなってそれは替わるのだ。時間か、又は人の手で、いくらでも……。 ――まるで誰かの事みたいですね。 騒がしい車の中、一人思い、そして笑う佐原であった。
https://w.atwiki.jp/wktkwktk/pages/17.html
僕は"フラッシュ"が嫌いだ。 体を発光させて辺りを明るく照らすこの技が、 ヒナタがオツキミヤマ洞窟を安全に抜けるのに必須であるということは重々理解している。 だが、僕はこの技を継続して使っているとき、どうにもイライラして仕方がないのだ。 なんというかその、僕がただの懐中電灯になってしまった気がして――。 「ピカチュウ、洞窟に入ってからずっと"フラッシュ"してるけど、疲れてない?」 「ピッカ!」 僕は軽くジャンプして、まだまだ余裕であることをヒナタに示した。 チャンピオンロードで道に迷ったサトシに 『頑張れピカチュウ、もうすぐ出られるからな!』 と励まされながら、精根尽き果てるまでフラッシュし続けたあの悪夢の三日間に比べれば、 こんなのまだまだウォーミングアップ程度だ。 僕たちはほとんど野生ポケモンに出会わなかった。 出会ったポケモンと言っても、精々ズバットが二、三匹飛んできた程度で、いずれもヒトデマンがみずでっぽうで追い払った。 その間、僕は端っこの方で電灯と化していた。 勘違いされるといけないので言っておくが、決して寂しくなどなかった。 むしろ楽ができて良かったといえる。 そう、これは洞窟における、電気タイプポケモンの宿命なんだから。 緩やかに上下に繰り返す勾配を進んでいくと、 ポケモンセンターの敷地くらい大きな空間に出た。 「広い……。 あの大きなオツキミヤマの下に、こんなにぽっかり空洞が空いているなんて……。 崩れてきたりしないのかしら?」 僕は光を強めて、広範囲を照らし出した。 天井からは、石灰成分の二次生成物――即ち鍾乳石が、裏返した剣山のようにいくつも生えていた。 空気は幽かに湿っている。中腹あたりまでやって来たと考えて良さそうだ。 「近くにズバットの巣もないみたいだし、ここで休憩しましょ。 ピカチュウ、もういいわよ」 ヒナタはリュックからランプを取り出し、火を灯す。 ランプを中心に、温かい光が広がった。僕はフラッシュを抑えた。 移動しないときはランプの明かりで充分だ。暗闇に慣れた野生ポケモンを刺激せずにすむ。 休憩も兼ねたお昼ご飯を食べると、 穏やかな睡魔が襲ってきたが、僕は絶対に眠らないと決めていた。 トキワの森では、僕が眼を離した隙にスピアーがヒナタを襲った。 同じ轍を踏むのは馬鹿のすることだ――。 「チュ?」 微睡みの最中、僕は視界の外れで影が揺らめくのを見た。 続いて、鳴き声。 言い表すのが難しい、独特の高い声だ。 あえて似た発音を当てはめるなら、「piquent」が適当だろう。 その意味の通り、こちらに興味を示しているような、しかし近づくのを躊躇っているような鳴き声だった。 今朝の早起きのせいだろう、ヒナタは目を閉じている。 さっきまでポケモンフードを食べていたヒトデマンも、今はボールの中だ。 僕はちょっとだけ悩んでから、目を細めて眠ったふりをすることにした。 下手に刺激すると、逃げ出してしまうかもしれない。 気配が大きくなる。 そいつはもう一度細く高い声で鳴き、ランプの明かりの中に入った。 果たしてそいつの正体は、野生のピッピだった。 白がかったピンクの体はまだ丸みを帯びていて小さく、 頭頂部の独特のうずまきも未完成。きっと、まだ生まれて間もないのだろう。 幼いピッピは、僕が気づいていることも知らず、そろり、そろりとヒナタに近づく。 そしてヒナタの右手が乗せられた、ポケモンフードの袋に触れ―― 「なに? ピカチュウ? どうしたの……??」 意外と眠りの浅かったヒナタと、ばっちり目があった。 ピッピはポケモンフードに触れたまま、まるで悪戯している現場を押さえられた子供みたいに硬直する。 ヒナタのとろんとしていた目が、徐々に焦点を合わせる。そして、ヒナタは呟いた。 「……かわいい」 ぎゅむ、とヒナタの両手がピッピを掴む。 まだ寝惚けているのか、力の加減が出来ていない。ピッピは思い出したように鳴いて抵抗するが、無意味だった。 僕は思い出す。 ――ヒナタは昔から、可愛いものに目がなかった。 ヒナタが力を緩めた頃には、ピッピは息も絶え絶えになっていた。 可哀想に。今ので人間嫌いにならなければいいんだが。 「ねっ、あなたどこから来たの?」 「ピッピって確か、すっごく希少なポケモンなのよねー。 オツキミヤマの入り口が崩落したときは最悪だと思ったけど、あたしにも運が回ってきたのかな?」 「あーもう可愛い。抱きしめたいくらい可愛い」 「見たところまだ子供みたいだけど、 お母さんやお父さんはどこにいるの?」 瞳を輝かせて質問攻めするヒナタに、ピッピはすっかり怯えてしまっていた。 そして、さっきの締め付けで失った体力を取り戻した頃、 ピッピはヒナタの隙を窺い、一目散に駆け出した。 「あっ、待って!! ピカチュウ、追いかけるのよ!」 了解、マスター。 「ピカ、チュ」 僕はフラッシュを使って子供ピッピの追跡を開始する。 これでは完璧に、僕たちが悪者だ。 本気で逃げる幼いピッピと、それを追いかける相対レベル97のピカチュウ。 ……いったい僕は何をやっているんだろう。 つかず離れずの距離を保ったまま、洞窟の中を駆ける。 ピッピは妖精ポケモンだ。 気配がほとんどないため、あちらから姿を見せない限り、 捕まえることはほとんど不可能と言っていい。 そしてそれを知っているが故に、ヒナタはこの僥倖を、絶対ものにするつもりなのだろう――と、僕は勝手に思っていた。 あちらにとっては生死、こちらにとってはヒナタの信頼を賭けた追いかけっこは10分ほど続いた。 終わりは突然だった。幼いピッピが前触れなく、走るのをやめたのだ。 「ピカァ?」 ヒナタに捕獲される覚悟を決めたのだろうか? 僕は距離を詰め、そして、幼いピッピが立ち止まった理由を知った。 道は、そこで途切れていた。 その先にはさっき休憩した場所とは、比べものにならないほど、大きな空洞が広がっていた。 僕の体から発する光が、大空洞の底にできた湖を照らす。 壁面にはいくつも足場があって、それぞれに大小様々なピッピがいて、皆、眠っていた。 ……オツキミヤマの洞窟に、こんな場所があっただなんて。 僕が言葉を失っていると、やがて、足音が聞こえてきて、僕の近くで止まった。 「はぁっ、はぁ、やっと追いついたわ……もうどこまで逃げれば気が済むのよ………」 膝に手をついたヒナタが、僕の頭越しに、大空洞を認める。 生唾を飲み込む音。 その光景に、彼女はただただ圧倒されていた。 「……凄い……ピッピがこんなにたくさん……」 僕は彼女の肩によじ登り、リュックサックの、ポケモン図鑑がある部分を押した。 折角オーキド博士にもらったのに、こういうときに使わないでどうする? 「えーっと……ピッピ、ピッピは、と」 ヒナタがピッピの項目を探し当てると、お馴染みの機械音声が流れた。 「――妖精ポケモン――目撃例は少なく、3年前に希少種に認定されている―― ――満月の夜には行動が活発になり―――翌朝は仲間と寄り添い眠る―――」 旅に出てからは日付の確認が忘れがちになっていたが、 僕が最後に見た夜空には、太り気味の月が浮かんでいたような気がする。 「このピッピたちは、昨夜に騒ぎ疲れて眠っているのね。 でも、それならどうしてこの小さなピッピは、眠っていないのかしら?」 「ピッ、ピカチュ……」 推察する。 しかしヒナタの疑問の答えを出すには至らない。 この大空洞で眠るピッピの中には、この小さなピッピよりもずっと幼いピッピも確認できた。 活発化するのに成長の度合いは関係なさそうだ。 なんらかの事情で、この小さなピッピだけ活発化しなかったのだろうか? それとも、この小さなピッピもここで眠っていたが、なにかの切欠に目覚めたのだろうか? ……分からない。 固執する僕に比べて、ヒナタは淡泊に「ま、いっか」と言い、 さっきからずっと隅で震えているピッピに、手を差し伸べた。 「ほらー、そんなに怖がらないで。 なにもとって食べようってわけじゃないのよ。 まあ確かにあなたは食べたいくらいに可愛い外見してるけど……」 ピッピは動かない。 ヒナタは溜息をついて、リュックのジッパーを開けた。 ニビシティのショップで購入したモンスターボールで、ピッピを捕まえるつもりなんだろう。 今ならダメージを与えずとも、捕獲できる。 しかし僕の予想に反し、ヒナタの手が持っていたのは、僕とヒトデマンが休憩中に食べていたポケモンフードだった。 「あたしの目が覚めたとき、あなた、これに触ってたわよね?」 ピッピはゆっくり頷く。 「お腹、空いてたんじゃない?」 さらに首肯。 「好きなだけ食べていいわよ。どうせあたしたちは、ハナダシティで補充できるんだから」 ヒナタはポケモンフードの袋から一つ、固形のものを取り出して、 一瞬の逡巡もなく、口に放り込んだ。 「ほら、安全でしょ?」 それはどんな言葉にも勝る保証だ。 幼いピッピは一歩、また一歩とヒナタに近づき、やがて、ポケモンフードを口にした。 そして――。 嬉しそうな鳴き声が、洞窟に反響する。 「かーわいい」 ヒナタがそっと、ピッピの頭に手を伸ばす。 初めは体を強張らせたピッピだったが、その手の心地よさを知り、なされるがままになる。 それはそのまま、一つの絵になりそうなほど、微笑ましい情景だった。 だが、その温かい時間も、長くは続かなかった。 「驚嘆に値するね。まさかピッピの幼子を手懐けるとは」 パチパチパチ。 乾いた拍手が洞窟に響く。 「誰!?」 「そう警戒しないでくれたまえよ。私は君の敵じゃない」 濃い暗闇から現れたのは、ダークグレーのツイードスーツを着た、上品な感じのする男。 僕は生理的嫌悪感を感じた。その男は、ニッコリと笑って言った。 「君に名乗るような名はないが……そうだな、肩書きを教えよう。 私はポケモンの生態調査をしている。 そこで、見ず知らずの君にこんなお願いをするのもなんなんだが――そのピッピを、わたしに渡してもらえないだろうか?」 「嫌です」 即答だった。 「何故かな? 見たところ、そのピッピはまだ君の所有ポケモンではなさそうだ。 研究のために、どうか協力してほしい」 「何度頼まれても嫌です。 あなたが現れてからこの子、ずっと怯えっぱなしなの。 この子は確かに人見知りするけど、理由もなく震えたりしないわ」 男は黙する。空気が張り詰めるのを感じた。 その時初めて、僕はこの男の表情が、感情とは無関係に"微笑み"を形作っていることを理解した。 「強情なお嬢さんだ。 ……だが勘違いしてもらっては困るな。これは命令だ。 私とて野蛮な手法はとりたくないが、大人しく寄越さないのなら、 そういった手段も辞さない考えだ。さあ、もう一度言う。ピッピを渡せ」 ヒナタはピッピを庇うようにして立ち上がった。 そして思いっきりその男を睨み付け、 「誰が渡すもんですか」 感服したよ、ヒナタ。僕は君がマスターであることを誇りに思う。 「交渉、決裂だな」 男がベルトに手をかける。並んだボールは三つ。 うち二つはスーパーボールで、残りの一つは、Hを模した黄色のライン、上下が黒と白に別れた、ハイパーボールだった。 男はスーパーボールの一つを掴んだ。 対するヒナタのベルトには、モンスターボール一つしかない。 ――たとえ勝ち目がないと分かっていても、ヒナタはヒトデマンを繰り出すだろう。 ――僕ならあの男をなんとかできるが、この狭い空間でヒナタを欺くことは難しい。 ――ヒナタは暗闇でのポケモンバトルの経験がない。ここはフラッシュで辺りを照らし続けるべきか? 僕の頭の中にいくつもの選択肢が用意されるが、プライオリティが定まらないまま時が過ぎてしまう。 同時に閃光。洞窟が一瞬、赤い光で隅々まで照らされる。 「ヒトデマン? はは、笑わせてくれるな。 そんな低レベルのポケモンで、私のエーフィの相手をするつもりかね?」 しなやかな肢体。 艶やかな藤色の体毛。 瞳孔の開いた切れ長の瞳。 そしてその瞳よりも美しい輝きを放つ、額の紅い結晶。 エーフィ――初めて見るポケモンだ。 「なめてると痛い目見るわよ!」 「その言葉、そっくりそのまま返させてもらおう。 行け、エーフィ。"念力"で軽く揉んでやるといい」 「ヒトデマン、高速スピンで躱して!」 エーフィの額の玉が、輝きを増す。 ヒトデマンは高速で回転しながら、エーフィの死角に回ろうとする。 不味い――ヒナタは"念力"の特性を忘れている。男は言った。 「無駄だよ。エーフィの念力に、物理的な距離や相対速度は無関係だ。 攻撃を阻止したいのなら、彼女の集中を反らす以外に方法はない。知らなかったのかな、お嬢さん?」 ばたり、とヒトデマンが倒れる。 それを一瞥して、男は薄く憫笑した。 「ヒトデマン……あたしのせいで……」 「ポケモンバトルでは、トレーナーの判断が全てだ。 もっとも、高レベルのポケモンは自ら適時適切な判断を下し、 低レベルなポケモンは本能に従ったまま暴走するがね――。 君のヒトデマンは低レベルの割りに君によく恭順していたみたいだが、それが仇になったのだよ」 ヒトデマンのコアが、静かに明滅している。 僕は頭の芯が冷えていくのを感じた。 確かにヒナタは判断を誤ったかもしれない。 だが彼女はまだ一つ目のバッジを手に入れたばかりだ。 この男とは、トレーナーとしての経験値に懸隔がある。 それはエーフィとヒトデマンにしても、同じことが言える。 この男はヒナタの心を嬲って、楽しんでいるのだ。 それは僕にとって、二番目くらいに許せないことだった。 「趨勢は決した。さあ、ピッピをこちらに渡しなさい」 ヒナタは両手を広げ、自らの身を楯にして男の前に立ちはだかった。 「往生際が悪いな。どうしてさっき出会ったばかりピッピのためにそこまでするのか……。私には理解できない」 「理解できなくて結構よ」 「チュウッ!」 逃げろヒナタ。そいつは君のことを攻撃するつもりだぞ! 「ピカチュウは来ちゃダメ! あたしなら、大丈夫だから」 「やれやれ……非常に残念だが致し方ない。やれ、エーフィ。"念力"だ」 次の瞬間――色々なことが一遍に起こった。 僕はフラッシュを消して場に躍り出た。 しかしエーフィの念力は予想以上に素早かった。 相手が人間だったためか、予備動作には四半秒もかからず、 フラッシュが消えた直後には、彼女の額の珠は、紅く光り輝いていた。 間に合わない――僕はヒナタに視線を送った――が、ヒナタに別状はなかった。 暗闇に押しつぶされそうなほど薄い"光の壁"が、彼女を"念力"から守っていたからだ。 あの"光の壁"は誰が――? 僕は思考を断ち切り、エーフィと対峙する。 彼女の光彩は驚くほど綺麗で、主人の非道な指示に対する疑いというものが、まったく感じられなかった。 男の余裕たっぷりな声が響き渡る。 「明かりを消しても意味がないぞ。エーフィの目は暗闇をも見通す」 哀れな。僕が明かりを消したのは、視界を奪うのが目的じゃない。 この暗闇はね、僕が戦っていることをヒナタの目から覆い隠すための、暗幕なんだよ。 「実力の差を分からせてやるといい。エーフィ、"サイコキネシス"だ」 彼女の切れ長の目が、一際大きく見開かれる。 そして彼女は、そのまま地面に崩れ落ちた。優美な曲線を描いていた二本の尾が、無様に垂れる。 「どうしたエーフィ? 何をもたついている!?」 熱い頬を押さえて、僕はホッと胸を撫で下ろす。 流石にこれだけは衰えようがない。いかなる敵の攻撃よりも先手を取るために鍛えた、高速照射型の"電磁波"。 僕の十八番だ。上手く発動してよかった。もしエーフィに先手を取られていたら、今頃地面で呻いているところだ。 ――全ては、十秒にも満たない時間での出来事。 僕は元いた場所に戻り、再びフラッシュで辺りを照らした。 「エーフィ!」 「ピカチュウ!」 二人が同時に叫ぶ。 その後の反応は、見事に別々だったが。 ヒナタは僕にかけより、頬に触れ、目を覗き込んだ。 「だいじょうぶ!? 気分は悪くない? あいつのサイコキネシスは外れたの? あたし、いきなりフラッシュが消えて、どうしていいのかわかんなくなって……」 言葉は支離滅裂だったが、僕にはヒナタが駆け寄ってきてくれただけで、満足だった。 不幸なのは――彼女の方だ。 「お前に睡臥を許可した覚えはないぞ。 あれだけ贅沢をさせてやったのに、主人に恥をかかせるつもりか? 起きろ。立ち上がって、奴らにサイコキネシスを浴びせかけるんだ」 エーフィは弱々しく、苦悶する。 彼女は既に戦闘不能だ。 僕の電磁波をまともに受けて立ち上がったポケモンを、僕は、一匹しか知らない。 僕には彼女の――エーフィの心情が理解できなかった。 どうして君は、こんなに残酷な男を主人と認めているんだ? この男は君が苦しんでいるときに介抱しないどころか、さらに戦闘続行を強制するような人間なんだぞ。 やがて、男は冷徹に言い放った。 「お前には失望した。戻れ」 閃光。エーフィはボールの中に消えた。 「さて、どうしたものか」 男は左手をポケットに手を突っ込み右手で目頭を押さえながら、 「こんなに不快な気分にさせられたのは久方ぶりだよ。 年端もいかぬ生娘になめられ、エーフィが原因不明の戦闘不能に陥り……。 分かるかい? わたしは今、物凄く怒っているんだ」 「見たら分かります」 男のアルカイックスマイルに、青筋が浮かぶ。 「……調子に乗るのもいい加減にしろ」 男の手が再びベルトに伸びる。僕は男の一挙一動に注目した。 ハイパーボールに入っているポケモンは、総じてレベルが高い。 ハイレベルのポケモンが放つ技は、時に環境を変えるほどの威力を持つ。 ここは四方を岩壁に囲まれた閉鎖空間だ。近くにはピッピの住処もある。 崩落だけは絶対に避けなければならない。 もしも男がハイパーボールに手をかけるようなら、 ヒナタに正体を明かす覚悟で、"電光石火"を使うつもりだった。 男がボールに触れるより早く開閉機構を電流で破壊すれば、どんなに強力なポケモンも、中から出ることは出来ないからだ。 しかし、思わぬところで男の方に邪魔が入った。 男は耳に手を当てて、 「……何?………ああ、最深部近くだ……いや、まだ確保できていない……ああ……そうだ……了解、帰還する」 チッ。君との勝負は預けなければならないようだ」 「逃げるの?」 溜息を吐き、笑った。 「何とでも言うがいい。 運が良ければ――無論、君にとっては運が悪ければ、だが――また出会うこともあるだろう。 それと最後の言っておくがな、私がそのピッピを欲した理由は、 父親や母親と一緒にいた方が、その子にとっても幸せだと思ったからだ。ふふ、私なりの配慮だったのだよ」 「なんですって? あなたまさか、この子の両親を拉致したの?」 「拉致とは心外だな。純粋な研究目的のために、回収したのだよ。 そのために満月の夜の翌朝を選んで、ここに訪れたんだ。 回収作業中にその子が起きて、逃げ出しさえしなかったら、 もっと事はスムーズに進んでいただろうが………さて、閑話は終わりだ。こちらも時間がないのでね」 男はエーフィとは別のスーパーボールに手をかけて、 地面に勢いよく叩き付けた。通常よりも、ずっと眩しい閃光が洞窟内に満ちる。 「きゃっ!」 ヒナタが目を覆い、僕もたまらず目を瞑った。 次に瞼を開いたとき、辺りは異様な静けさに満ちていた。 ――気配がない。 ボールの閃光を目眩ましにし、ポケモンの能力で離脱したのだろうか。 僕は夜目で暗闇の先を視通したが、男の姿は、まるでその存在が幻であったかのように、消え失せていた。 ヒナタは男がいなくなったことを確認すると、すぐにヒトデマンの介抱に向かった。 今までエーフィと男が隔てていたせいで、中々助けにいけなかったのだ。 一撃でやられてしまったヒトデマンを、僕は決して弱いと思わなかった。 今回は相手が悪かったのだ。レベルの差が少なくとも、30は開いていた。 怖じけずに立ち向かっただけ、勇敢だったと言える。 ヒトデマンをボールに戻してから、ヒナタは僕を振り返った。 「ピカチュウ、あの男を追える?」 「チュウ……」 僕は横に首を振った。 恐らくヤツは、もうオツキミヤマ洞窟を脱出している頃だろう。 追跡することはできない。 ヒナタは大空洞を眺めながら、 「……ポケモンを無理矢理攫ったり、ポケモンの親子を引き離すなんて、 たとえ研究のためでも最低よ。きっとあの男、何かを隠してるに決まってるわ。 このオツキミヤマ洞窟にも、あいつ以外に仲間が誰かいたようだし…… 今度会ったら、絶対にぼこぼこにしてやるわ」 さらりと物騒なことを言う。 まあ、僕としてもその意見に異存はないけどね。 法改正がなされていないのであれば、研究目的にポケモンを乱獲するのは違法なはずだ。 僕は、かつてポケモンを道具のように扱っていた、ロケット団のことを思い出す。 彼らはサトシの手によって壊滅させられたが、 あれから十数年、それに準ずる組織が台頭してきているとしても不思議ではない。 ヒナタは大空洞から僕の方に視線を移した。 腑に落ちない点はいくつもあるが、とりあえず、ハナダシティに向かおう。 僕はヒナタの肩によじ登った。 しかしヒナタの視点は、僕にまったく気づかないほどに、ある一点に集中していた。 辿ってみる。 「ピッピ……あなたが助けてくれたのね」 ヒナタがエーフィから"念力"を受けた場所で、 ピッピは男が消えた後も、ぎゅっと目を瞑ったまま、その小さな指を振り続けていた。 なるほど、あの"光の壁"はこの子によるものだったのか。 "ゆびをふる"――その技以外の技が、ランダムに発動する、珍しい技。 しかし、僕の記憶が正しければ、"ゆびをふる"はある程度成長したピッピでなければ使えない技ではなかったか。 このピッピはあまりにも幼い。 矛盾している。 が、現にピッピの目前には、薄いながらも"光の壁"が展開されており、 それがエーフィの"念力"を無効化するのを僕はこの目で確かめた。 ヒナタを助けたいがために、土壇場で"ゆびをふる"が使えるようになったか、 或いは――。いや、いくらなんでもこの想像は大それているな。 ヒナタがピッピの元に跪き、振り続けている指を、そっとつまんだ。 「怖いヤツはいなくなったのよ。 だから、もうあなたは指を振らなくていいの」 そして脇を抱えて、額をつける。 「あなたには御礼を言わないとね。 ありがとう。でも……やっぱり、ごめんなさい。 折角あなたに助けてもらったのに、 あの男から、あなたのお父さんとお母さんを取り戻すことは出来なかったの」 幼いながらに、ピッピにもヒナタの言葉の意味が分かったのだろう。 つぶらな瞳に涙が滲む。ピッピはまるで母親と父親を呼ぶかのように、高くよく通る声で鳴いた。 ……返事はない。 それでもピッピは、鳴くのをやめない。 ヒナタはそっと、ピッピを抱きしめた。 僕は彼女の瞳が、涙をこらえるように湿っているのを見た。 それからどれくらい経っただろう。 鳴き止んだピッピを地面に降ろして、ヒナタはリュックから、今度こそモンスターボールを取り出した。 コトン、とそれをピッピの目の前に置く。 「こんなことを言っても分からないかもしれないけど、 あたしはポケモンリーグを目指して、旅をしているの。 あの男はどこかに消えてしまったけど、もしかしたら旅の途中で、また出会うかもしれないわ。 その時に、あなたのお母さんとお父さんを取り戻せるかもしれない」 ピッピは首を左右に傾ける。ヒナタは根気よく説明を続けた。 「あなたはまだ小さいけど、"ゆびをふる"の威力は凄かったわ。 あんなに強いエーフィの"念力"を、軽々受け止めたのよ。 だからね、ピッピ、あなたの力をあたしに貸して欲しいの。 勿論あなたがここで他のピッピたちと暮らしたいというなら、それでも全然構わないわ。 でも、もしあたしと一緒に旅をしてくれるなら……このモンスターボールに入ってくれないかしら」 やれやれ、苦笑を禁じ得ないな。 ポケモンに、モンスターボールに入ってと頼むポケモントレーナーを見たのは、君が初めてだよ、ヒナタ。 ピッピはボールの開閉スイッチと、すぐ背後に広がる大空洞を交互に眺める。 そして――― ヒナタが固唾を呑んで見守る中、ピッピはその小さな指で、開閉スイッチを押した。 閃光。若干質量が増えたことを示すように、ボールがころころと転がり、ヒナタの膝にぶつかった。 「ピッカ、チュウ」 おめでとう。 ボールを両手で拾い上げて、ヒナタの目の前に差し出す。 「本当にピッピを仲間にできるなんて……なんだか夢みたい……」 両手で包むようにして受け取ったヒナタの姿に、僕は彼女の父親の姿を重ねた。 胸の奥が懐かしさと切なさで、いっぱいになる。 サトシ――。 あなたの娘は本当にあなたの若い頃とそっくりに育った。 ポケモンと触れあうことを喜びとし、ポケモンを無条件で愛する、素敵な子にね。 だからこそ――僕はもう、同じ過ちは犯さないよ。 この先、どこかでヒナタが道を踏み外しそうなことがあっても、全力で僕はそれを止める。 それは、君を止められなかった過去の過ちに対する、贖罪でもあるから。 僕はヒナタの許を離れて、もう一度大空洞を見下ろした。 足場で眠っていたピッピたちは、忽然と姿を消していた。 それはつまり、朝が終わり、彼らがオツキミヤマ洞窟各所に散ったということ――。 僕は耳を欹てる。 鍾乳石から滴り落ちる雫だけが、誰もいなくなった湖の静寂を乱していた。 第五章 終わり